KAWANO ART PROJECT “TOKYO mosaïque” VOL.04 ARTIST MAKOTO EGASHIRA ARTIST INTERVIEW
2024年8月14日
今回のKAWANO ART PROJECT”TOKYO mosaïque”も、多くの
お客様から反響を頂き我々も嬉しい限りです。
今日は、アーティストのMAKOTO EGASHIRA氏へのインタビューが届きましたのでご紹介いたします。
Q1.KAWANOでの「東京モザイク」展示におけるあなたの役割について教えてください。
どのようなビジョンを持ってこのプロジェクトに参加しましたか?
A1.私が毛布を扱っている理由は、一人暮らしをしている頃、遊びに来た友達に「実家っぽい毛布がダサい」と言われたことがきっかけです。
今回Kawanoさんのウィンドウでやらせていただくにあたって、ウィンドウとはかっこいいものをよりかっこよく鑑賞者に伝える空間であり、マネキンや洋服全てが正面を向いて、鑑賞者に対面してる「公」のイメージです。
Kawanoさんに自分が入り込んでいく方法は何かと考えたときに、自分自身、プライベートな物=毛布や布団カバーを使用して、実家フィルターをかけてMIXしてみようと思いました。
Q2.KAWANOの顧客や新宿を訪れる人々に対して、あなたの作品を通じてどのようなメッセージや体験を伝えたいですか?
A2.自分の中にある正解や失敗と思っているもの、かっこいい、可愛い、またその反対に思っているものをもう一度友達や家族と話し合ってみるのも良いと思います。
自分の価値観を揺さぶる作業は今後生きていく上で選択肢の幅を広げられると思っています。
Q3.あなたの作品で使用される素材や技術が、KAWANOのファッションに対する理解や見方にどのように影響を与えると思いますか?
A3.私が影響を与えることは何があるのかなと考えたのですが、思いつがず…観てくれた方たに委ねたいと思います。
ただ毛布も見せ方によっては可愛くなったり、かっこよく見えたりします。その価値観は時代によっても変化します。
ご自身の価値観を信じつつも、色々な角度から物をみると価値観の幅が増えて楽しいのでやってみてください。
毛布はダサくないかもしれません。
Q4.「東京モザイク」プロジェクトを通じて、KAWANOとのコラボレーションからあなた自身が感じること、または新たに発見したことはありますか?
A4.ありがたいことに今まで色んな場所で展示の機会をいただき、今回Kawanoさんで展示も含め、東京に憧れてた田舎者の私が都心で展示させてもらっていることがずっと違和感や自分とのズレを感じてました。
今回の展示で私はズレというものに反応し楽しんでいること気がつきました。
そう考えると毛布も日本独自で普及してきたのにも関わらずロココ柄だったり、今回の展開も新宿という街の中に実家感あるオブジェを展示したりと、ズレをそのままズレたままにせず、自分と何かへのズレをグラデーションのように繋げる作業をしているのだと気がつかせてもらいました。
ありがとうございます。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。 今回の展示は8月21日(水)迄となります。 現代ARTの第一線で活躍するMAKOTO EGASHIRA氏の世界観をぜひ体感してください。 それでは引き続き、みなさまのご来店を心よりお待ちしております。