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[ 2F ] 【DESIGNER’S LETTER】 GalaabenD

2020年11月5日

私どもKAWANOは1950年の創業以来、多くのお客様に支えられて70周年の節目を迎えることができました。皆様への感謝を形にしたく、特別な企画をご用意しました。 その一環として、企画にご協力いただいたデザイナー様にQ&A形式でデザイナーズレターを依頼いたしました。70周年企画イベント毎に順次ご紹介いたします。 KAWANO2Fの第4弾を飾るのはGalaabenDデザイナーの大川原氏です。 【ファッションはどのように社会に役に立つと思いますか。】 Fashionは日々の生活に活力を与え、前向きにポジティブになる為に必要なもの+個性を表現するツールだと思います。GalaabenDの服は着る人をよりキレイに際立たせ、高揚感と至福の時を提供出来たらと思っています。着る人に刺激を与え、自分らしさを認識することにより、まわりの人々に優しくなれたり、素直な気持ちになることで、社会にもなんらかの貢献が出来るのではないかと思います。 【デザイナーを志したのはいつですか、きっかけも教えてください。】 高校生の時、人は何を考え、何が楽しいのか、何に幸せをと感じるのかとメンタル面での発想から、心を豊かにするものを造りたい=デザイナーになろうと思いました。服飾デザイナーに固執していたわけではありませんが、毎日接するもので最も身近な表現手段と考えたら、必然的にそうなっていました。 【その当時はどのようなファッションが流行っていましたか。】 専門学生に特に人気だったのはJean-Paul GAULTIER・Vivienne Westwood、COMME des GARÇONS・Yohji Yamamoto(いわゆる「カラス族」ですね)など刺激的で個性的なファッションが溢れていました。渋カジやグランジなども流行っていたので、個性の坩堝のような時代だったのかもしれません。 近年は個々のアイデンティティが、年々失われつつある気がします。個々の自己表現を手助けできる服をGalaabenDなりに造っていければと思っています。 【KAWANOが70周年を迎えるにあたり、制作していただいた企画や商品に込めた思いを教えてください。】 70周年おめでとうございます。唯一無二の伝統あるセレクトショップだと思います。これからも末永くお客様に愛される「KAWANO」であって欲しいです。今後共、GalaabenDで出来ることをお手伝いできればと思っております。 今回、KAWANO限定で制作させて頂きましたマスクは、機能性(速乾メッシュ+抗ウイルス加工天竺の2層構造)+装飾性(2mm玉のシルバーメタルドット+ロゴ刺繍)を兼ね備えた、GalaabenDこだわりのフィット感とデザイン性を追求した究極マスクです。このマスクで少しでもポジティブな気分になって頂ければ、嬉しいです。 普段はなかなか聞けない貴重なお話で、デザイナーの人柄も伝わったのではないでしょうか。 私共では多数「GalaabenD」のアイテムをご用意しております。 デザイナー大川原氏のこだわりの詰まった商材ですので、お試しいただけましたら幸いです。 さて、KAWANOでは11/7(土)~11/9(月)の三日間でGalaabenD 2021 SS COLLECTION先行受注会を行います。 一足先に春夏物の新作をご試着頂ける機会となっております。是非、店頭にてお試しください。 さらに、デザイナーの大川原氏からもご紹介がありましたが、 私共KAWANOは今年70周年を、GalaabenDは今年で17周年を迎えるにあたり、マスクを製作致しました。 87119930/マスク/¥7,000- (not including tax) スタッズを打ち込んだワイルドなデザインが目を惹くマスク。 マスクゴムを調節出来る仕様となっており、お好みのサイズ感でお召いただけます。 パッケージも70周年ならではのデザインで製作した特別なマスクですので、こちらもご覧いただけましたら幸いです。 メモリアルイヤーならではのイベントとなっておりますので、是非、足をお運びください。 みなさまのご来店を心よりお待ちいたしております。

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[ 2F ] 【DESIGNER’S LETTER】 GalaabenD

[ 2F ] 【DESIGNER’S LETTER】kiryuyrik

2020年10月3日

私どもKAWANOは1950年の創業以来、多くのお客様に支えられて70周年の節目を迎えることができました。皆様への感謝を形にしたく、特別な企画をご用意しました。   その一環として、企画にご協力いただいたデザイナー様にQ&A形式でデザイナーズレターを依頼いたしました。70周年企画イベント毎に順次ご紹介いたします。 KAWANO2Fの第3弾を飾るのはkiryuyrikデザイナーの高柳氏です。         kiryuyrik designer:高柳 成克 (タカヤナギ マサカツ)       【ファッョンはどのように社会に役に立つと思いますか】 弊社ブランドkiryuyrikの服は、消耗的な必需品ではなく、嗜好品です。社会がどのような状況であろうと、Fashionとしてのkiryuyrikは、自己実現の為、高揚感を得る為に必要な物だと思っております。   【デザイナーを志したのはいつですか、きっかけも教えてください】 18歳のころから、デザイナーをイメージしていた気がします。きっかけは、音楽。特にバンドのミュージシャンに憧れて。   【その当時はどのようなファッションが流行っていましたか】 デザイナーズブランド、古着アメカジのファッションが多かった気がします。   【KAWANOが70周年を迎えるにあたり、制作していただいた企画や商品に込めた思いを教えてください】 前提はKAWANOさんらしくですが、上品で、シンプルで、色気が有り、着心地がよく、動きのある服を作りました。   普段はなかなか聞けない貴重なお話で、デザイナーの人柄も伝わったのではないでしょうか。 私共では多数「kiryuyrik」のアイテムをご用意しております。 デザイナー高柳氏のこだわりの詰まった商材ですので、お試しいただけましたら幸いです。 また、10/23(金)~11/6(金)まで2020FW新入荷商材のご紹介、 さらに、21SSにて私共KAWANO 70周年に合わせて特別に製作して頂いた商品のお披露目&受注会を行うと共に、 今回のイベントの為にkiryuyrikが製作したプロモーション動画も放映いたします。 私共のメモリアルイヤーにあわせた特別なイベントとなっておりますので、 是非、店頭にてお試しください。 みなさまのご来店を心よりお待ちいたしております。

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[ 2F ] 【DESIGNER’S LETTER】kiryuyrik

[ 2F ] 70th anniversary【Licht Bestreben】

2020年10月3日

私どもKAWANOは1950年の創業以来、多くのお客様に支えられて70周年の節目を迎えることができました。皆様への感謝を形にしたく、特別な企画をご用意しました。 その一環として、企画にご協力いただいたデザイナー様にQ&A形式でデザイナーズレターを依頼いたしました。70周年企画イベント毎に順次ご紹介いたします。 KAWANO 2Fの二番バッターは【Licht Bestreben】デザイナーの加藤氏です。 Licht Bestreben designer:加藤 弘大 (カトウ コウタ) ・ファッションはどのように社会に役に立つと思いますか 今の時代、ファッションに求められる要素として大きく分けて二つあると感じています。一つはアイデンティティとしての役割です。人間社会において衣類は切っても切れない関係ですが、その中でもファッションの果たす役割、ファッションの持つ魅力は、個性を表現できることだと思います。“粧は情を写す鏡である”と私は考え、社会においてあなたがあなたらしくあることで、あなたに関わるすべての人にあなたならではの魅力を伝えることができるのではないでしょうか。それはきっと人生をより豊かにしてくれることかと思います。もう一つはエンターテイメントとしての役割です。どうでしょう、今流行のyoutuberやアーティストならびに芸能人などが、みんな同じファッションに身を包んでいたら、そこに魅力を感じますか?私はそうは思いません。ファッションを含めたアイデンティティにこそ人は心惹かれ、魅了されるのだと思います。SNSなどが発達した現代において、あなたを楽しませてくれるそのコンテンツの中の重要な役割を、ファッションは担っています。一つ目のアイデンティティとしての役割で求められる“自分自身が着飾る楽しみ”と同じく、“見ているヒトを楽しませる”ことができるのがファッションの魅力です。Licht Bestrebenは服としての機能性や品質だけでなく、着る人の個性を引き立て、見る人をワクワクさせる、そんなクリエーションこそ使命と感じ、今後も追求していきます。 ・デザイナーを志したのはいつですか、きっかけも教えてください 服作りを始めた最初のきっかけは、祖母がデザイナー兼パターンナーであり、私の実家から近くの祖父母家にアトリエがあったことです。母子家庭で育ったこともあり祖父母家で過ごす時間が多かった影響か、老後も裁縫を趣味にしている祖母の姿を見ながら育ちました。とはいえ、最初は簡単なパターン作成や縫手順を教えてもらいながら、“こんなのあったらいいのにな” と思う服や“あのブランドのあの服を買いたいけど高くて買えないから自分で似たやつを作ろう”  程度でした。しかし残念ながら私は手先が不器用で、しかもめんどくさがりやなので、デザインを考えている時は楽しいのですが、パターンや縫製の作業は不得意でしたしあまり好きじゃありませんでした。優しい祖母からも“あなたは細かい作業に向いていない”と言われてしまうほどでしたね。笑それもあって服作りは趣味程度でしたし、専門学校に行く熱量もなかったので、将来はバイヤーになって自分の好きな商品を並べたセレクトショップを作りたいという思いから英語を学ぶために外国語大学に進学しました。地元大阪のアパレル企業に就職して、当初は店頭で販売やVMDを担当していましたが、ありがたいことにその企業のオリジナルブランドのデザイン担当に入社間も無く抜擢していただき、仕事としてデザインをさせてもらえることとなりました。入社面接の時に祖母のアトリエでの経験をアピールしたことが偶然生きてきた感じですね。笑こんな偶然から始まったことですが、機会をいただいたオリジナルブランドのデザインや生産管理が他の何よりも楽しく、自分はデザイナーになりたいのかもしれないと気付いたのがきっかけです。初めてローンチした商品が非常に好評だったことも自信になりました。そこからは大変ありがたく様々な人が手を差し伸べてくださり、徐々にですがデザイナーとして独立していく道が開けていき、今に至ります。 ・その当時はどのようなファッションが流行っていましたか エディー・スリマンのスキニーとかヒールブーツが流行っていたのがその頃だと記憶しています。アントワープ6もかなりフューチャーされていて、デザイナーズブランドも全盛期という感じでしょうか。エディーのDiorや、Rick OwensやAnn Demeulemeesterなどのエッジの効いたブラックカラー主体のモードブランドと、UNDERCOVERなどのストリート感あるブランド、どちらも共存していた感じでした。個人的にはヒールブーツやドレープデザインのトップスなど、エッジの効きすぎたデザインは好みではなかったので、スキニーにボリュームスニーカーやビッグサイズのトップスをよく合わせていたのが12〜3年前です。最近はかなりストリートカルチャーがフューチャーされてますが、その当時から好みの変わってない私としては自分の好きなものが増えて嬉しく思っています。私自身は有名なブランドよりもコアなブランドを探すことに楽しみを感じていたので、当時よく買っていたのはKIM JONES。彼自身のブランドがなくなる最後のシーズン、受注会でオーダーしていた商品が生産中止になってとても悲しかったのを覚えています。「Dunhillのクリエイティブディレクターになるんだって〜」と、ショップ店員さんから教えてもらった当時、彼が10年後まさかこんなすごいことになるとは思いもしませんでした。笑余談ですが、その当時好きだったブランドの一つにBernhard Willhelmというブランドがあり、読めそうで読めないこの長々としたブランドネーム(デザイナーの本名)がイケてるなーと思っていて、もし自分のブランドを設立したら長くて読みにくいブランドネームにしよう!と考えていたのが、Licht Bestrebenの由来の一つでもあります。 ・KAWANOが70周年を迎えるにあたり、制作していただいた企画や商品に込めた思いを教えてください この度は70周年誠におめでとうございます。KAWANOさんのように長きにわたってファッションシーンの変遷を見続けてこられ、その中心でご活躍されているショップ様にお取り扱いいただき、また今回このような企画に参加させていただけることを大変光栄に存じます。今回メインショーウィンドーにて弊ブランドのPRをお願いできるとのことで、設立から僅か5年の若輩者ではありますが、今持っているものを全力で出し切って、ブランドの魅力を発信するだけでなく、KAWANOさんにご来店されるお客様に感動と発見をご提供できるよう、僭越ではございますがLicht Bestrebenらしい企画と商品を追求しました。ウィンドーでは今シーズンのテーマをより具現化できるように、トルソーでの表現やオリジナルファブリックの持ち込みをお願いさせていただきました。インラインアイテムにも使用しているオリジナルグラフィックやオリジナルフォントを、カッティングシートでご演出いただくことで、コンセプチュアルなウィンドーに仕上がったかと思います。また、Licht Bestrebenが展示会や自社ショールームなどで演出したい世界観をショーウィンドーを通してお客様にもお楽しみいただきたいという思いから、弊社オリジナルのステンレス什器やサインボード、アクリル素材のファーニチャーなどをご用意させていただきました。最後に、ノベルティに関しても一切妥協のない良質かつ唯一無二のプレゼントとしたく、資材はすべてインラインアイテムにも使用しているブランドオリジナルファブリックを採用しました。ブランドロゴをエンボス加工している本革のパーツもこのノベルティの為に制作しております。ご来店いただきましたお客様には、より刺激的で楽しみに満ちたひと時をお過ごしいただければ幸いです。 普段はなかなか聞けない貴重なお話でデザイナーの人柄も伝わったのではないでしょうか。今回のLicht BestrebenのPOP UPに際し、オリジナルトートバッグを作成して頂いております。※数量限定の為、無くなり次第終了となります。 徐々に気候も秋めいてきました。みなさまのご来店を心よりお待ちいたしております。

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[ 2F ] 70th anniversary【Licht Bestreben】

[ 2F ] 70th anniversary SOS TE NUTO

2020年8月21日

2Fハマサキです。 いつもブログをご覧いただきありがとうございます。 私どもKAWANOは1950年の創業以来、多くのお客様に支えられて70周年の節目を迎えることができました。 皆様への感謝を形にしたく、特別な企画をご用意しました。 70周年企画イベント毎に順次ご紹介いたします。 KAWANO2Fでスタートを飾るのは、 オリジナルブランドでもある【SOS TE NUTO】です。 1986年に創設したオリジナルブランド【SOS TE NUTO】 時代の流れとともに変化しながらも 変わらないものである 【Sharp】【Sexy】【Elegant】 この軸は変わることなくファッションで表現してきています。 今シーズンKAWANOが70周年を迎えるにあたり、 これまでの軌跡と今後のラインナップを、 この機会にぜひご紹介させていただきたいと思います。 8/21(金)~9/4(金)の期間 SOS TE NUTOの商品3万円(税抜)以上お買い上げいただきましたお客様に、 過去にジャケットで使用した柄の中から厳選した オリジナルプリント生地で制作した特別なマスクをプレゼントいたします。 (数に限りがございますので無くなり次第終了とさせていただきます。) 続いては、 70周年を記念し製作した、3型のジャケットをご紹介いたします。 【ヘリンボーン切替ジャケット / 2023023 / ¥43,000-】 【幾何学模様切替ジャケット / 2023024 / ¥43,000-】 【幾何学模様切替ホワイトジャケット / 2023025 / ¥43,000-】 (not including tax) シルクを使用した上品な生地をジャケットに切り替えデザインした逸品。 同素材のネクタイと組み合わせて統一感のあるスタイルを お楽しみいただける特別な一着となっています。 今回のご紹介は以上となりますが、 気になったアイテム等ございましたら お気軽に下記までお問い合わせください。 TEL:03-3354-4321 メール:info@kawanoshinjuku.com また、KAWANO WEB SHOPでは【WEB  SALE】を開催中。 https://www.kawanowebshop.com/ 是非こちらもご覧くださいませ。

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[ 2F ] 70th anniversary SOS TE NUTO