私どもKAWANOは1950年の創業以来、多くのお客様に支えられて70周年の節目を迎えることができました。
皆様への感謝を形にしたく、特別な企画をご用意しました。
その一環として、企画にご協力いただいたデザイナー様にQ&A形式でデザイナーズレターを依頼いたしました。
70周年企画イベント毎に順次ご紹介いたします。
70周年企画イベント毎に順次ご紹介いたします。
KAWANO 1Fの三番バッターはP.E.O.T.W AGデザイナーの福田氏です。
P.E.O.T.W AG designer:福田真也(フクダシンヤ)
【ファッションはどのように社会に役立つと思いますか】
衣食住の衣類は社会貢献が可能だと思っておりますが、ファッション文化の直接の社会貢献を考えるのは目的が違うと思っています。
自分が創るファッションはソーシャル(マス)に向けてではなく、自身や顧客のパーソナル(コア)の表現と生活の満足に重きをおきたいと思っております。
【デザイナーを志したのはいつですか。またきっかけも教えてください】
幼い頃からファッションに興味を持ち、様々なジャンルの服を買いあさっていました。
そのうち売られている洋服に満足しなくなり、自分で表現したい気持ちからブランドを始めたいと思い独学で服造りを学びました。
【その当時どのようなファッションが流行っていましたか】
自分が20歳位の2000年初頭、CARPE DIEM、Altieri、Carol Christian Poell、 rick owens、raf simonsなどアルチザンやモードに古着をミックスするスタイルを好んでいました。
【KAWANOが70周年を迎えるにあたり、製作いただいた企画や商品に込めた思いをお聞かせ下さい】
自分らしくて自分が欲しいエゴなアイテムを制作しました。
オーバーサイズのダブルライダースをベースに表地には肉厚でも柔らかな上質なシープスキンを使用し、
裏地には私物のVINTAGE HIP HOP T-shirtを解体してコラージュしました。
T-shirtは十代前半に影響を受けた90年代のHIP HOPアーティストである2Pac、Biggie、Nasを選びました。
その感情を前面に出すのはあまり好きではないので裏地で内面性として表現しました。
今回のONE&ONLYの補足を少々、今や2次流通市場ではとんでもない価格で売買される貴重なT-shirtを惜しげもなく裏地として使用したスペシャルな一着。
表側のレザーのクオリティーも申し分なく正にコレクターズアイテムと言っても過言ではないアイテムに我々スタッフも驚きを隠せません。
ちなみに、完成品を見て福田氏は「自分が欲しかったな…」というお墨付きの一着でもあります。
後程、アイテムはご紹介していきたいと思います。
まずは店頭で見て触れてください。