[ 1F ] 70th anniversary【OURET&ONE by OURET】

2020年10月2日
私どもKAWANOは1950年の創業以来、多くのお客様に支えられて70周年の節目を迎えることができました。
皆様への感謝を形にしたく、特別な企画をご用意しました。
その一環として、企画にご協力いただいたデザイナー様にQ&A形式でデザイナーズレターを依頼いたしました。
70周年企画イベント毎に順次ご紹介いたします。
KAWANO 1Fの二番バッターはOURETデザイナーの増田氏です。
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OURET・ONE by OURET designer:増田伸也(マスダシンヤ)
【ファッションはどのように社会の役に立つと思いますか。】
 
私達が携わっているファッションは、人が生活していく上で必要な「衣・食・住」の「衣」とは異なります。
選んで頂いた人の個性を引き出す「趣向品」にあたります。
その為、様々な人が様々な趣向でファッションを楽しむことで、豊かな個性が入り混じり、豊かな社会になるのだと思います。
【デザイナーを志したのはいつですか。またきっかけも教えて下さい。】
 
中学時代、週刊少年ジャンプの表紙をジッと眺めていて、「ジャンプ」のロゴがデザインされている文字という事に気づき、グラフィックデザイナーという職種がある事を知り、それをきっかけにデザインを生業とする仕事に就きたいと決めました。
中学の卒業文集にも、「将来自分のデザイン事務所を立ち上げたい」と記しているくらいです。
高校時代にとってもお洒落な友人が近くにいて、とてもお洒落勝負には勝てないと痛感し、反対にこんなお洒落な人に選んでもらえる服を作りたいと思い、「デザインの仕事」が「ファッションデザインの仕事」と具体的になりました。
【その当時どのようなファッションが流行っていましたか。】
 
ファッションデザインを目指した1990年頃は、パンクを中心としたバンドブームであったり、スケートやサーフの横乗りストリート系、アウトドアやサファリ系、モード色強めのグランジ系など、多岐に渡るカルチャーが入り混じったとても豊かな時代だったと思います。
【KAWANOが70周年を迎えるにあたり、製作いただいた企画や商品に込めた思いをお聞かせ下さい。】
 
OURETのカラーを主張する上で更にジャージに特化したONE by OURETより、硫化染めのスーパーストレッチの主張の高い素材で、ストリート感を出せるザックリとしたZIPプルオーバーパーカーをベースに、ブランド設立時からの「理念」をランダムにプリントを施す事で、より強い主張を訴えかける思いの表現をしました。
「理念」の内容は、「様々な人を繋ぎ、ジャンルの垣根を超えたクリエイションの共鳴を求めていく」というものです。
と、
普段はなかなか聞けない貴重なお話でデザイナーの人柄も伝わったのではないでしょうか。
今回のOURET&ONE by OURET作成の70th anniversary MODELは10月3日に店頭販売スタートです。
※完全限定品の1点物です。売り切れの際はご了承くださいませ。
実は、商品の到着がこれからなので我々も楽しみに待っている最中なんです。
ということで商品の紹介は後日改めていたします。
徐々に気候も秋めいてきました。
みなさまのご来店を心よりお待ちいたしております。